I INTERPRET LONDON

ロンドン在住の通訳者平松里英のブログ

Category: 徒然雑想(ひと休み) (page 1 of 4)

小林麻央さんの訃報を受けて

ロンドン在住通訳者の平松里英(rielondon)です。

まず初めに、深く哀悼の意を表するとともに、ご家族の方々へ心からのお悔やみを申し上げたい。

去年から、小林麻央、市川海老蔵、小林麻耶さんと3人のブログを「ゆる~く」ではあるがフォローしてきた。

そんな自分としては、たくさんある思い浮かぶ中で、一つだけ挙げさせてもらうとしたら、以下のエピソードだ。

あるテレビ番組で、夫の海老蔵氏が、

「麻央が子育てで疲れているからデートに連れて行きたい」

と義理の姉の麻耶に子どもたちの世話を頼んだという話。

彼女の闘病について明るみになるよりも前のことだったと思うが、姉妹がテレビに登場し、姉の麻耶がこの話をしたとき、それを聞いた番組出演者は

「へぇ…。」

と、とても意外なこと、珍しいことを耳にしたかのような顔をしていた。

ただ夫の海老蔵から想像できなかっただけかもしれないが、一般的に、

夫が妻を気遣い妻と相談するのではなく自分一人の気配りとして、

子守りをアレンジするということは、今の日本社会では、まだ想像しがたいのではないかと思う。

夫婦で用ができたのでベビーシッターを手配することを二人で相談し

ベビーシッターサービスを利用することは珍しくなくなったけれども。

 

うちも子供達がほんとうに小さかった頃、元夫(イギリス国籍)が上記同様に、母に頼んだことがある。

そのとき昭和一桁年生まれの母は、とんでもないと怒り、

「そんなこと聞いたことがない。自分たちで面倒が見られないならなぜ産んだのよ、なぜこどもを作ったの?」

と言った。

 

これは20年ほど前の話。

 

そこから少しずつ時代が変わり、夫婦のあり方や、

子育ての夫婦間でのバランス感覚も変わってきてはいるだろう。

 

しかし、欧米では、子育てと夫婦関係の構築、

つまり親子関係と夫婦関係と両立と言ったら語弊があるが、

はじめに夫婦がいてこそ子供がいるという考え方。

 

親子関係も夫婦関係も、それぞれ育むことが大切で、

どちらも並行して時間と労力を費やすという考え方が定着している。

 

それに対し、

 

日本ではどちらかというと、子供ができるまでが夫婦で、

子供ができたら夫婦はおあずけ、暫くは親としての役割が圧倒的に優先され

夫婦ふたりだけの時間はなくて当たり前、という風潮があるのではないだろうか。

 

だから、この 海老蔵 の行動と発想にハッとさせられた人は多いはず。

例えば、まだ親になったことがない、子供の立場しか経験していないような若い人。

筆者の母親のように古い世代の人たちや、そんな世代の親や祖父母を持つ人たち。

 

自分の昔の体験に共鳴する部分があるのは上記の通りだし、

この辺のことが、とくに私にとってはすごく実感を伴うトピックだし、

そういう意味で、自分事だった。

 

彼女のブログや海老蔵のブログを見ていつも思い出させられるのは、

今の夫と一日でも長く暮らせるように、少しでも長く二人揃って一緒にいたいと思えば、それほど遠くもなくなった将来のことがより切実に感じられて心配にもなる。

 

決して自分以外の人、見知らぬ人に起きた遠いことには感じられない。

 

それに、病気に対する恐怖、激しい吐き気や痛み。

検査をするにも治療を受けるにも傷みと不快感を伴うだろうと、

痛みに関しては意気地なしな自分など、想像しただけですぐに委縮してしまう。

 

Mao Kobayashi recent

Mao Kobayashi recent ameblo.jp

 

彼女のブログのおかげで、以下の投稿を発見した。

 

外科医の中川祐次郎氏の記事では主に以下の二点について触れている。

1, ラストシーンについての誤解と実際

2, 動揺されるがん患者さんとそのご家族へ

https://news.yahoo.co.jp/byline/nakayamayujiro/20170623-00072448/

 

これを読んで、少し安心できた。

緩和ケアについてさらに興味が沸いた。

 

こういう波及効果も彼女が精一杯生きて最後まで貢献してくれたおかげだし、彼女が生きた証だ。

 

嵐の櫻井がテレビで泣きながら「家族を失った感じ」だと発言していたが、私も知らない人に起きたこととは感じられない。

すごくPersonalな感覚で、まだほんとうに痛い。

やはり他人事ではない。自分事だ。

 

麻央本人はブログ開設に当たり、人々に自分のことを

「かわいそうにと思われたくない」

と言っていた。

私も、対岸の火事的に「かわいそうねぇ」と話題にされ、
時が経つにつれ

「ああ麻央さん?乳がんで早く亡くなった人ね」

と記憶されたりするのが嫌だったのだろう。

よくわかる。良く考えてみれば、誰だってそうだろう。

 

癌になるまでの彼女の人生はじつに華麗だった。

アナウンサーになるという夢を叶え、
市川海老蔵という夫を持ち、愛し愛され
二人の子宝に恵まれ、
姉の麻耶をはじめ家族とは仲睦まじかった。

 

これから何年かして、振り返った時、

死してなお人々の心に生き続ける、

最後まで勇気をもって、

赤裸々に自分をさらけ出したブログ。

これからも人々はブログを訪れるだろう。

そうやって亡き後も多くの人々を支え続ける存在として、

彼女は生き続けるし、やがて語り継がれる存在となるだろう。

 

今はまだ、心があまりに痛いので、

どうしても 麻央=悲しい になっているけれど、

私も心の底では

「勇気あるなぁ。心が折れそうでもしなやかに生き抜いたのだなぁ。」

と、かわいそうというより、感動している。
人々が嫉妬してしまうほどに、夢に素直で、
やり遂げたことが多い。

ほんとうに実り多き人生だったのではないかと思う。

本人が言うように、彼女の人生は本当に鮮やかだった。

 

photo: aventa-rises

英語学習のほんとうに大切な事

英語を勉強するのはなんのため?

英語教育、英語教育…〇日で英会話をマスターとか〇〇メソッドで英語をマスターとか…。

本当にここ数十年毎日耳にしてきた。世間が騒がしくても、全く気にも留めませんでした。

そして時代も変わり、今度はAIが発達して外国語学習の必要がなくなると。外国語学習するのには時間がかかる。人間よりも機械の方が効率が良いし速い。その通りだと思う。AIに「通じやすい」話し方を習得するほうが速い。そうでしょうねぇ。そりゃ自分も慣れんといかんな、と。

 

時に、ひとつ・・・

「あれれ?」重要なことがすっぽり抜け落ちているのでは?

外国語を習得すると何が違うのか。

「世界が広がる」ってよく言われるけれど、どういうことかというと、

世界が増えるんですよ。

Universeが多層になる。

 

その言語を話す人たちの発想がいかに自分の母語と異なるか。

「へぇ!そんな考え方があるんだ!」と、すぐに感動できる(=良さがわかる)こともあれば、

「へ?」(=なんでそうなるの?)ということもあるし、

「え゛それって変じゃない⁉︎」(=その意見には反対だな、どうやったら前向きに伝えられるかな)など。

 

それが、異文化理解(良さがわかる、楽しさがわかる、違いがわかるという意味で)になる。異文化理解を通して人間の深さが増す。

人としてもっと自由になるんです。「アハ」現象が増える。人生を様々な角度から見られる。悩みのちっぽけさに気づける(自分を救う)。

 

TOEICの点数よりも、こういうことが大切なんです。

外国語学習は、TOEICの点数よりも

「いろんな生き方があることを人と出会うことを通して知り、自分が解放されて生きやすくなる」

とか

「この国には日本では当たり前の〇〇がない!じゃあ、こうやったら〇〇できるんじゃないか。これなら自分でもできるぞ!」

と発見するとか、そういうことが大切なんです。

 

英語コーチングを主催されている Emiさんも、ご自身のブログの「資格依存」という記事で書かれていますが、

外国語は、資格を取ったぐらいでできるほど簡単じゃない。

ナメてもらっちゃ困る。

 

そう。資格は資格でないよりはあった方がいいでしょうけど、別物です。

 

たとえ、TOEICが満点だったとしても、会話がかみ合っていないのに気づかない。気づけない。

このへんのスキルはいわゆる外国語「4技能」には入っていませんが、大事です。

 

「なんか変じゃない、あの日本人?

話が噛み合わないんだけど…。」

 

相手は「今の受け答え、私の質問の答えになっていないなぁ」なんて思っているかもしれないわけです。

本人は「自分の英語完ぺきだったもんね!」と思っていても、そんなコミュニケーションかもしれないわけです。

英語だけ見たら文法的にも表現的にも正しくても、肝心のシチュエーションに合っていないとか、もっと言ってしまうと、間が悪かったかもしれない、とか…。

 

KY

空気って読み物ではないと思うのですが…。

日本独特のものと思われている節があるけれど、海外の方がむしろ当てはまるくらいだと思います。

次のようなパターン。

ことばとは直接関係のないマナーの話かとも思われるのですが、

急いでいる相手に、急いでいることにまったく気づかず話しかけてしまい、

「How are you? I’m fine thank you!」

なんてやってしまったりすると、話しかけられた本人にしてみれば、

 

(私が急いでるのが分からないのかなぁ?)

(でも返事しないと失礼だから返事しなくちゃ、もう!)

 

と心の中で思っていたりするのでしょうが、

 

それでも自分に話しかけてくれている人に、

 

「話しかけてはいけないところを話しかけてしまった!ごめんなさい!」

 

と思わせてしまうこと、それ自体が失礼なので、当然、やんわりとやり過ごします。

そして、やり過ごされかたが優しいので、急いでいる人に話しかけたご本人は 迷惑だったことに気づかない ことも。

空気を読んだために「特定のことばがおいそれとは発せられない」だけでなく、空気を読んで「さりげなく席を外した方がいい」と察したり、「落ち込んでいるなと思ったら」忙しくても立ち止まってフォローしたり、そういうことを「しなきゃいけない雰囲気」みたいなものは、英語圏でも、いや英語圏であればこそ(じつは英語圏でなくても)間違いなくあります。

 

外国には本音と建て前はない…

「本音と建て前があるのは日本だけ」

なんて思う向きもあるようですが、

それは違います

 

緊急性・必要性

それには、外国に行って人と語り合いたいと思っても、言葉がないと始まらないですよね。だから現地の言葉を学習したいと思うわけです。必要に迫られて。

その必要性がない人に必要性を感じろといっても無理。その必要性を感じるような機会やきっかけを作り出すことはできませんか?兎に角、本質が失われていると思いますね。

それは、単に入力したら現地の言語で出力される以上の体験。それには、その言語に詳しくなっておけば、俄然面白くなる。言葉がわかるかどうか、とは、その言語を話す人たちの文化の豊かさを共有できるかどうか、その岐路に立つ問題です。TOEICの点数とは別の次元にあります。

「形から入る」功罪

そこを見失ってしまうと、なんのために勉強しているのか、なぜ英語の習得が大切なのか、外国語の習得が大切なのか、わからないまま、わけのわからない方向に突き進むことになります。形から入るのも、それはそれでいいと思います。いいのだけれど、本質は自分の中で明確にしておかないと大きく間違えてしまいます。

 

ページの右下、チャットで質問にお答えします。

 

 

Photo: http://tabippo.net/keep-studying/

国際女性デー Vol.1

ロンドン在住通訳者の平松里英(rielondon)です。

3月8日は国際女性デー。

カナダのトルドー首相 ソフィー夫人SNS炎上

カナダのトルドー首相夫人がインスタグラムで人々に訴えた内容が、炎上したそうです。
ソフィー夫人のインスタグラムの当該投稿リンク

国際女性デーは、女性を支えてくれる自分の「同盟相手」の男性も祝福しよう、
つまり、ジェンダー平等を一緒に推し進めてくれる男子、男性も取り上げるべきだ、
ということのようです。

以下、カナダのガーディアン紙(英語記事)

彼女の提言については、意見が二つに割れています。
インスタグラムの彼女の投稿に寄せられたコメントのいくつかを挙げてみます。

“Embarrassing. She doesn’t get it.”
恥ずかしい。この人、全然わかってない。

 

“I am not a woman unless I have a man. Thank you for reminding me.”
男がいなければ私は女じゃないってことね。思い出させてくれてありがとう。[皮肉]

 

“Celebrating #iwd2017 by celebrating men. Nope, try again.”
男性を祝福して♯iwd2017(国際女性デー)を祝いましょう。ありえない。はい、やり直し。

 

“She wants IWD to be a celebration of Justin Trudeau. She should be celebrating the powerful women in her life!”
IWDを夫、ジャスティン・トルドーを祝う日にしたいだけでしょ。[そうじゃなくて]自分の人生で出会ったり、関わったりしたパワフルな女性たちを祝福するべきでしょ!

私は、基本的に、ソフィー夫人の考えに賛成です。

ただ、国際女性デーには、女性を称えるべきだという主張は、たしかに一理あると思います。

そもそも「国際女性デー」って何?

ここで、国際女性デーって、どういうものなのか、
どういう日なのか、見てみましょう。

国連女性機関の日本事務所のウェブサイトによると

国際女性デー(IWD)とは

国連は、1975年の国際婦人年において、3月8日を国際女性デー(IWD)として定めました。そして2年後の1977年12月、国連総会は、加盟国がそれぞれの歴史と伝統に応じて、1年のうち1日を女性の権利及び国際平和のための国連の日と宣言できる決議を採択しました。

国際女性デーは、20世紀への変わり目に、北アメリカおよびヨーロッパ各地での労働運動から始まりました。このような初期の時代から、国際女性デーは、先進国及び途上国ともに、女性のための新しいグローバルな姿をとりあげてきました。この成長し続ける国際的女性運動は、4つの世界的な国連の女性会議によって強化されています。 そして、女性の権利、及び政治・経済活動の場への女性参画をサポートする結集の場を記念する国際女性デーを支援しています。

国際女性デーは、これまでの前進を振り返り、変革を呼びかけ、国や社会の歴史上すばらしい役割を果たした一般の女性たちの勇気と決断を称える日です。

とあります。

国際女性デーの起源

では、国際女性デーの起源は?というと、アメリカやヨーロッパ各地で起きた徐栄による労働運動です。
1900年代のアメリカのニューヨークで服飾工場の女性労働者が起こした抗議運動や、
イギリスで起きた女性参政権(ちなみに参政権は Suffrage)運動など。

これら、女性による一連の社会運動や抗議デモ、その不屈の精神を称え、
同時に、未だ被害者となる女性が後を絶たないことに、真剣に思いを馳せる日なのです。

イギリス女性参政権論者「サフラジェット」

イギリスの女性参政権を訴え戦ったメンバー(闘士たち)はSuffragetteと呼ばれました。

ちなみに、2015年にはそのままの名称 “Suffragette” で映画になりましたね。
(邦題『未来を花束にして』) ←まったく「婦人参政権論者」ということが伝わってこないタイトル(悩)

  • 映画 “Suffragette” 公式予告 YouTube(https://www.youtube.com/watch?v=056FI2Pq9RY)

ハンガーストライキなど、壮絶な抵抗運動を続け、
イギリスで婦人参政権が認められたのは1918年。

イギリス|女性だけじゃない、男性にも参政権がなかった。

1918年の選挙法改正。
この時、初めてイギリスで普通選挙制が実現したのです。

21歳以上の男子と30歳以上の女性に選挙権が認められました
つまり、これまではイギリスには普通選挙制がなかったということです。

Before 1918, the vote was restricted not simply by sex but also by property qualifications.
1918年までは投票は制によって制限されるだけでなく、財産資格によっても制限されていた。

出典:“Why has everyone forgotten about male suffrage?” (どうして誰も男性の参政権について覚えていないのだろうか?)

婦人参政権と聞くと 男性にはもともと参政権があった かのように思ってしまいますが、そうではありません。

女性だけでなく、男性も限られた人(資産家)しか、選挙権が与えられていなかったのです。

 

ところで、

世界で初めて婦人参政権を認めた国はどこでしょう?

 

 

 

それは、アメリカでも、イギリスでもなく、

ニュージーランド。

 

ニュージーランドでは、1893年に女性参政権を実現。

イギリスで普通選挙制が認められる25年前。

つまり、四半世紀も前に、すでに、

遠く離れた南半球の島国、ニュージーランドには女性に選挙権があった!

 

同じ島国でも、ジェンダーにおける進歩が随分と違いますな(ため息)。

 

そこに裏打ちされているケイト・シェパードの精神

All that separates, whether of race, class, creed, or sex, is inhuman, and must be overcome.
道徳心の向上には人種、階級、信条、性別による分離を克服しなければならない。

 

すばらしい信念ではありませんか!

 

アメリカ、そして欧州でもポピュリズムが台頭してきて、

大衆迎合主義、右傾化、孤立主義、分離…

 

これまでの価値観や戦いに逆行するような動きをバッサリと切り捨てるこの考え方。

いいねぇ!ああ、スッキリ。

 

イングランドはリバプール出身のケイト・シェパード。

彼女の女性参政権運動の指導の下、
何度も議会に請願書を提出した末、1893年に可決されたのです。

こういった土壌があるからでしょうか。
男女の賃金格差は、アメリカよりも、ニュージーランドのほうが小さいのです。

 

ちなみに、

日本は世界ワースト3入り(3位)。
女性が管理職に占める割合は先進国中(ここではG7)、堂々の最下位

出典:Global Gender Gap Report 2016(世界経済フォーラム2016)

 

でも、悪口(笑)ばかりではありませんよw

先日、とても励みになる素晴らしい発言を発見。

世の中の半分は女性なのに、マネジメント層は男性ばかり。

優秀な人は男女を問わず優秀。これでは片翼しか使わずに飛行しているようなもの。

企業が成長できるわけがない。

 

ポイントはある。1つは、トップがはっきりコミットする。さらに数字でコミットすること。登用は上からやる。下級の管理職から細々とやるのではなく、上級管理職を早く女性にすれば、あとは早い。

これ、カルビーの松本社長のコメントです。

 

私から見たら、当たり前であるべき、合理的で、シンプルな話なのですが、

なぜ、こんなに男女参画だ、ジェンダー平等だというと、難しいのでしょうかね。

 

男性にとことん不都合な事でもあるんでしょうか…?

 

そういえば、うちは夕飯はほぼ毎日夫が作りますし、掃除も洗濯もやります。

(難しいことでもあるまいし、こんなことを記述しているのが、馬鹿らしい…)

「家事ができる夫の方が離婚率が高いらしい、なんでかな。」

と言っていたので、お互いが独立しているから別れる時も迷いが減るのよ、きっと。

夫が家事ができるのが悪いのではなくて、お互いが共依存度が低い証拠でしょう?と。

夫が家事ができる、そして実際に家事を負担する。

↑気が向いたときだけということも大いにあり得るので「できること」と実際に「やる」かどうかは別。

これは、

悪いことではなくて、良いことです。

大人ですからね。

 

お互いがしっかり自立して、尚且つ、支えあったり補い合えるほうが、

お互いに頼りあって、共倒れしてしまうより良いと思います。

 

名古屋の国際女性デー(IWD)イベント参加(昔)

考えてみると、イギリスに移って来てから、
つまり、もう10年もこの日を記念する活動やイベントには参加していないことになります。

日本にいた頃、
アイルランド留学よりも前ですから、20年近く前になるのですが、
地元の名古屋で、国際女性デーの活動に参加していた時期がありました。

その頃に仲良くしていた近所のイギリス人の友だちに誘われ、
集会に行ったのがきっかけでした。

私が参加した国際女性デーの活動。

そこではオーストラリア人女性のイベントのリーダー、
日本人の中心的役割を担っていた女性たちに、
アメリカ人の女性留学生や英語教師の面々など。

当日は、フレンドリーなパレードもしました。

詳しくは後日、Vol.2、Vol.3に続きます。

(つづく)

 

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記事は、時代の変化に合わせて、随時加筆したり改訂したりしています。

推奨!名古屋市科学館のプラネタリウム

名古屋にすごいプラネタリウムがあるのをご存知でしたか?
コアの宇宙ファン、星空ファンにもたまらない素晴らしいプラネタリウムが、名古屋にあるんです!

ロンドン在住通訳者の平松里英(rielondon)です。

前回のお約束通り、今回は「名古屋市科学館」のプラネタリウムについて取り上げます。

ご存知でしたか?

とある「世界のプラネタリウムトップ10(10 Best Planetariums in the World)」情報によると、

名古屋市科学館のプラネタリウムは 世界 第3位 につけているんです!

 

ちなみに、第1位は、ニューヨークのヘイデン・プラネタリウム

第2位は、カリフォルニアはグリフィス天文台にあるサミュエル・オシン・プラネタリウム

 

名古屋市科学館:世界最大のプラネタリウム!

ここでは、名古屋市科学館のプラネタリウムは、こう紹介されています。

 

Nagoya City Science Museum, Nagoya City, Japan – The Nagoya City Science Museum is home to the biggest planetarium in the world with a dome diameter of 35 meters (115 ft), and 350 seats. But this planetarium is not just the biggest, it’s also one of the most sophisticated and highest quality planetariums ever built

世界最大のプラネタリムは名古屋市科学館にあり、ドームの内径が35メートル(115フィート)、座席数350。このプラネタリウムは大きさが世界最大というだけでなく、これまでに建築されたプラネタリウムの中で最も洗練されたプラネタリウムのひとつで、最高級のクォリティを誇るプラネタリウムである。

 

この世界最大(the world biggest)という表現に注目。

(ギネスブックに載っているそうです。)

通常はone of the most(最も~な○○のひとつ)と、言い切らないことが多いのに、

ここでは完全に言い切っており、文句なしの世界最大級であることがうかがえます。

 

こちらの世界ベスト10ランキングが載っているサイトはアメリカのサイト。

 

そのため、アメリカのプラネタリウムが優先されるのも無理はないと思う次第ですが、

それでも、世界最大級で第2位に付けているカリフォルニアのプラネタリウムは、内径23メートル。

 

名古屋市科学館のプラネタリウムは、その約1.5倍。

 

つまり、カリフォルニアのプラネタリウムは 直径が約7.3メートル。

名古屋市科学館のプラネタリウムは 直径が約11.1メートル。(約1.5倍)

 

ということは、

体積は3倍以上(1.5の3乗)という計算になります。

すごいですね!!

 

でも確かに行って見るとわかりますが、大きいですよ。

大きいと、つい映像が荒くなるような気がしませんか?

ところがどっこい、映像も素晴らしい!

旧プラネタリウムと比較対象にならないくらいです。

 

Greenwich Observatory Planetarium

Greenwich Planetarium

私、ロンドンではグリニッチ天文台にたまに行きます。

グリニッチは子午線・天文台だけでなく、

他にも見るところがたくさんあるので会員になっているのですが、

グリニッチ天文台にも、小さいですがプラネタリウムがあります。

(上の写真)

じつは、プラネタリウムが好きなのも会員になっている理由のひとつなのですが、

名古屋市科学館のプラネタリウムを体験した後では、

やはり物足りなさは否定できません。

 

 

Planetarium NCSM

Planetarium Nagoya City Science Museum

最初のプラネタリウムは1962年11月に開館され、2010年の8月に立て直しのため(一時)閉館。

名古屋市科学館のプラネタリウムは、2011年にリニューアルされました。

 

名古屋市科学館のプラネタリウム:難点―その壱

私はリニューアルされたプラネタリウムには、1度しか行ったことがありません。

海外に住んでいるからということも大きな理由なのですが、

じつはチケットが取れなくて気軽に行けない!

これが難点。。。

 

空席情報のページを見ていただくとわかるのですが、前売り券はありません。

※展示室のみ(つまりプラネタリウムはなし)であればコンビニの前売り券が購入可能。

当日、朝9:30から その日のすべての回の観覧券が売り出される 仕組みになっているので、

観覧券を取りに並ばなければならない のです。

 

私が行ったときは、取れたのが午後の回だったので、

朝並んでチケットを取って、午後出直しました。。。

各回の空き状況はネットで確認できることはでいるのですが、予約が取れない。

 

それから、電子申請サービスも以前はあったようですが、現在は停止されています。

 

さらに、購入日より1年間有効な「定期観覧券」なるものが存在し、

プラネタリウムにも有効なオプションもあるようですが、

当日いきなり行って入れてくれるのか、それとは別に整理券(?)を取らなければならないのか、

そのへんは不明。

 

名古屋市科学館のプラネタリウム:難点―その弐

「よくある質問」の上の方に、

「プラネタリウムの解説を外国語で聞くことはできますか?」 という質問があり、

 

その答えが、

「当館のプラネタリウムは日本語で生解説を行っています。翻訳装置や同時通訳などもありませんのでご了承ください。」 

となっています。

 

これ

「あ、外国の方には来ていただかなくても間に合ってます。」

って言われているようなものですよね(涙)

 

これは、惜しい…。

 

いや、外国人観光客のなかにも「行ってみたい!」という人がいると思うんですよ。

 

実際、家族でプラネタリウムに行きたいと思っていても、

「うちのお父さん(お母さん)日本語じゃわからないし…」

みたいな理由で

「じゃあ、やめ。別のところにするか、残念だけど」

というケースも 少なからず ある気がする。

 

まあ、毎日コンスタントに動員数が見込めるかどうか、絶対数が多いかどうかはわかりません…。

投資に見合うだけのリターンが見込めるのかどうか、それは確かに私にも測りかねるのですが…。

 

ただでさえ人気があって、客集めには困っていない模様。

外国語対応までしなくても十分やっていけるし、対応する余裕なんてありません。

ということなのかもしれませんが…。

↑ いや、本当のところ、どうかわかりませんけどね(汗)

 

でも!

ここのプラネタリウム、

大きいだけではなく、映像クォリティもプラネタリウムとしては世界一なんです。

 

日本が世界に誇れる、

ハイテクなだけじゃない、

学芸員の解説がとっても優れている、

足を運ぶ価値のあるプラネタリウムなので、

 

ぜひ外国人の方々にも(観光客でも居住者でも)

その素晴らしさを堪能してもらえるようになると、いいなとおもいます。

 

「本物に限りなく近い星空」を再現すること

2012年に掲載された記事※のなかの、学芸員の話によれば

“本物に限りなく近い星空”を再現すること。それが今回のリニューアルの最大の目標であり、こだわりでした」。

そのこだわりには、「プラネタリウムで星を見る楽しさを知ったら、自宅に帰ってから実際に夜空の星を眺めてほしい」という、

小林ら天文係6人の学芸員に共通する思いがある。

革張りのリクライニングシートは すごーく快適

さらに、椅子が左右に動きます。

動くというか、回る・揺らせる感じなので、

首をうーんと曲げたり、頭を逆さにしなくても、椅子を傾けるだけで

北の空も、東の空も、西も南も、見たい空が楽しめます!

科学館というより、上質の映画館という感じです。

 

日経BiZアカデミー「本物に限りなく近い、名古屋市科学館『プラネタリウム』」

 

 なぜ、名古屋にこんなにすばらしいプラネタリウムがあるのか?

思うに、旧プラネタリウムのときから、生の解説があり、素晴らしかった。

私はプラネタリウムと言えばそれが当たり前だと思っていたのですが、違いました。

プラネタリウムに行って、専門的な生解説があるなんて、非常に恵まれていること。

関わる人たちの期待度がおのずと高かった。それで、新しくすると決まった時にも、

もともと求めるレベルが高かったのだと思うのです。

私の推察でしかないのですが。

 

学芸員の方たちの解説は、乙姫と彦星のお話でとどまってはいません。

(乙姫と彦星のお話は、誰もがなじみがあり、導入として重要。)

難しい天文学の話をかみ砕いて、

一般人にもわかりやすく、

興味深いお話、

にしてくれます。最高ですよね

 

あまりにリラックスして、ついつい寝てしまう私。(陳謝)

 

名古屋も外国人居住者が増えていますから、英語の解説があったら

(もちろん、中国語やポルトガル語もあったらあったに越したことはないのですが)

世界最大(世界最高!)のプラネタリウムとあらば、

「一目見たい人は、そりゃあいるでしょう、日本まで来るインセンティブになるでしょう」

と思います。

 

それに、ここはアクセスもいい。

名古屋駅から近いですから。徒歩10分、地下鉄なら一駅。

 

英語のガイドブックで、名古屋のページがあまりに少なくて(1ページに満たない)とても悔しい筆者でした。

 

英語のコンテンツがあったら、それだけで、見開き2ページ費やすくらいの価値はあると思う。

 

というわけで、近々、英語でも名古屋市科学館のプラネタリウムについて書くことにします!

 

【関連サイト】

バリアフリー対応など、名古屋市科学館に関するくわしい情報は以下の公式サイトからご覧ください。

名古屋市科学館プラネタリウム 公式サイト

LAのアイコンに迫るグリフィス・天文台編

 

 

Photo:
http://www.ncsm.city.nagoya.jp/visit/planetarium/about/index.html
http://www.visitgreenwich.org.uk/events/planetarium-shows/

 

NASA 39光年の彼方に地球に似た惑星を発見!

こんにちは。ロンドン在住通訳者の平松里英(rielondon)です。

22日、NASA(アメリカ航空宇宙局)で39光年先の彼方に地球に似た惑星を7つ発見!というニュース。大変興奮しました!

私、じつは星や宇宙が大好きなのです。小さい頃から大好きで、何がきっかけだったというと、それは幼稚園で行ったプラネタリウム。

満天の星を見上げ、解説員の方から星座のお話や星雲、天の川のお話を聞いた。

一生忘れられないほど感動しました。

いま思えば人工の空間だったので本物とは比べものにならないのに、

まるで本当に、宇宙空間で天体を眺めているような気がして。

想像力を掻き立てられたのを覚えています。

それ以来、星や宇宙には無条件に大きなロマンを感じるのです。

Voyger

Voyger

上の絵を覚えていますか?

1977年に米NASAが打ち上げた

無人宇宙探査機「ボイジャー1号 」

に搭載された「ゴールデン・レコード」と呼ばれるレコード盤に刻まれた絵です。

主なミッションは太陽系外の探査で、いつの日か地球外生命体が同機を発見してくれることを期待して、レコードには画像・音楽・メッセージなど、人類の文明を表す情報を保存してあります。

ボイジャー1号、2号 は今どこに?

「ボイジャー1号」は、発表によると、2012年8月25日に太陽圏を抜け、星間空間(Interstellar)に突入し引き続き移動中。

現在の位置は、なんと!リアルタイムで確認することができるのです。すごい!

Voyger号の位置:NASAのページを参照)

宇宙にインスパイアされた映画・アニメ作品

あれから40年たつなんて、懐かしいはずですね。

日本でも松本零士氏の『宇宙戦艦ヤマト』、『銀河鉄道999』、『キャプテン・ハーロック』や

宮沢賢治原作の『銀河鉄道の夜』の映画化、ハローキティで知られているサンリオから(!)も『シリウスの伝説』。

こちらはタイトルにある通り「伝説」になったアニメ映画。

’70〜’80年代は、宇宙色に溢れる時代でしたね。

宇宙を舞台にした作品『シリウスの伝説』のイメージ画

ちなみに、シリウスの伝説のパンフレットに一部紹介されていたイメージはとても美しく、

映画の世界観を形作った素晴らしいイメージ画となっています。

私は絵は素人ですが、本編では見ることができない見応えのあるものだったと記憶しています。

 

では、このニュースに関する英語記事を2つ、その中の表現を見ていきましょう。

The Telegraph | Nasa astronomers discover new solar system called TRAPPIST-1 where life may have evolved on three out of seven of its planets

(NASAの研究者によるとトラピスト1と呼ばれる恒星のまわりに7惑星を発見、うち生命を宿している可能性のある惑星は3つ。)

“Astronomers have detected no less than seven Earth-sized worlds orbiting a cool dwarf star known as TRAPPIST-1.”
地球に似た大きさの惑星をトラピスト1として知られる温度の低い矮性(わいせい)を発見。

 

“TRAPPIST-1 is an ultracool dwarf star that is approximately eight per cent the mass of and eleven per cent the radius of our Sun.”
トラピスト1は極めて低温の矮星で、質量は太陽の約8%で半径は約11%。

なぜ TRAPPIST-1(トラピスト1)という名前なのか?

この恒星がトラピスト1と名付けられた理由は、太陽系外惑星探査望遠鏡「トラピスト」で発見された恒星第1号だからですが、

トラピスト望遠鏡は、トラピストビールなどで知られる「トラピスト会」にちなんでいるとも言われていますが、

こちら、ベルギーのリエージュ大学とスイスのジュネーブ天文台の共同プロジェクトです。

望遠鏡はリエージュで操作されています。ベルギー(ビールで有名な…)であることが、

トラピストという命名に関係があるかもしれませんね。

“The planets were found using the “transit” method that looks for tiny amounts of dimming caused by a world blocking light from its star.”
これらの惑星発見「トランジット」現象を利用した方法でにて発見された。トランジット現象とは、惑星が恒星を横切るときにほんの少し暗くなること。

 

Astronomer Royal Sir Martin Rees thinks he discovery of these new worlds is just the start.”
王室天文官のマーティン・リース[男爵]はこれらの惑星の発見はほんの始まりに過ぎないと言う。

 

【マーティン・リース男爵の関連リンク】
“TED | Is this our final century? – Sir Martin Rees” ※日本語字幕付き

“TED | Can we prevent the end of the world?” ※日本語字幕付き

 

NASA(米航空宇宙局)のサイト記事)”Nasa discovers new solar system Trappist-1 – where life may have evolved on three planets”

NASA | Kepler Finds 1st Earth-Size Planet In ‘Habitable Zone’ of Another Star

(米航空宇宙局、惑星探査衛星ケプラーが「生命が住むのに適したゾーン」に最初の地球に似た惑星を発見)

“Future NASA missions […] will discover the nearest rocky exoplanets and determine their composition and atmospheric conditions, continuing humankind’s quest to find truly Earth-like worlds.”
今後の米航空宇宙局の探査計画で、地球から一番近い、岩石でできた太陽系外惑星を発見し、組成や大気の状態を解明するまでは、本当に地球のような惑星発見するという人類の追究は続くのです。

 

“Kepler-186f resides in the Kepler-186 system, about 500 light-years from Earth in the constellation Cygnus.”
ケプラー186fはケプラー186を周回しており、地球からは約500光年離れたはくちょう座に位置している。

 

“The star is classified as an M dwarf, or red dwarf, a class of stars that makes up 70 percent of the stars in the Milky Way galaxy.”
恒星[トラピスト1]はM型矮星、または褐色矮星で、このクラスの恒星は(われわれの住む)銀河系の恒星の70%を占めている。

 

“On the surface of Kepler-186f, the brightness of its star at high noon is only as bright as our sun appears to us about an hour before sunset.”
ケプラー186fの表面の明るさは、一番明るい正午でも日没の1時間前程度の明度でしかない。

 

“The four companion planets, Kepler-186b, Kepler-186c, Kepler-186d, and Kepler-186e, whiz around their sun every four, seven, 13, and 22 days, respectively, making them too hot for life as we know it.”
仲間の惑星はそれぞれ、ケプラー186b、186c、186d、186eでトラピスト1の周りを、各々4日、13日、22日の周期で(ブンブンと)回っているため、生命が存在するには暑すぎることがわかっている。

 

【関連リンク】

Kepler Project | NASA (ケプラープロジェクト)

読売新聞(YOMIURI ONLINE) | 39光年先、7惑星に生命?表面に水の可能性 : 科学・IT

映画『インターステラー』とボイジャー

ボイジャー号が宇宙空間に旅立ってから、ちょうど40年。

今ごろ、ボイジャー号はどこを漂っているのでしょうか、それとも、誰かに発見されたでしょうか。

数日前、見よう見よう!と思っていた『インターステラー(Interstellar)』という映画を観ました。

2014年の製作ですから、3年近くたっています。

太陽系どころか銀河系の外へ、人類が居住できる惑星を探しに行く話です。

途中、交差する時間軸や空間(ネタバレ注意)の関係で、

少々分かりづらい所があるかもしれませんが、おススメです。

 

ひとり興奮冷めやらぬ中、今日はこの辺で。

次回は、宇宙つながりで名古屋市科学館にある素晴らしいプラネタリウムのお話です。

 

【気になる英語表現】
dwarf star  矮星(わいせい)
M dwarf  M型矮星
red dwarf  褐色矮星
new worlds  新しい惑星
habitable zone  生命が住むのに適した
exoplanets  太陽系外惑星
the constellation Cygnus  はくちょう座
companion planets  仲間の惑星  ※伴星ではない
whiz around  ブンブンまわる
the Milky Way galaxy  (われわれの住む)銀河系 ※天の川はその断片
Astronomer Royal  王室天文官

 

Photo: http://www.dailykos.com/story/2015/8/2/1373510/-Ever-wondered-why-humanity-s-alone-in-the-universe-It-s-because-we-don-t-exist

日米首脳会談|共同声明 安保・経済での緊密連携を強調

ロンドン在住日英通訳者の平松里英(rielondon)です。

今日は、先週末に行われた、トランプ米大統領就任後、初の日米首脳会談について、

2月11日の「日米共同声明 安保・経済での緊密連携を強調」(NHKニュース)を中心に、関連記事も取り上げます。

 

【今日取り上げるニュースメディア】

2月11日 “Abe, Trump release joint statement”(日米首脳会談、共同声明)(NHKニュース)

2月12日 “Abe says North’s missile launch absolutely intolerable“ (日米首脳会談、安倍首相「北朝鮮のミサイル発射は断じて容認できない」)(朝日新聞英語版)

 

【ざっくりサマリー】

✔ 初めての日米首脳会談、日米同盟について予想外に良好な滑り出し

✔ 経済では閣僚レベルの枠組みを構築

✔ 年内に米大統領の日本公式訪問へ招待

 

安倍総理大臣は2月9日~13日の日程でアメリカを訪問。

10日には、トランプ政権になって初めての日米首脳会議が開かれました。翌11日には最初の共同声明が発表されました。

その後、北朝鮮による弾道ミサイルの発射を受けて、予定外の共同声明も発表されました。

 

トランプ米大統領の就任からまだ3週間。いろいろな面で、急展開が目白押し。これからも、注視していかなければならないでしょう。

それと同時に、一挙手一投足に振り回されず、冷静に近視眼的にならないよう戒めて、これからの動向を窺っていきたいと思います。

 

今回の首脳会談の最初の共同声明は、主に日米の防衛と経済についてでした。

内容は日米同盟の確認と強化、つまり尖閣諸島が日米安全保障条約の適用範囲であること、

その海洋の権利、日米双方の役割・任務・能力の見直し、相互補完的な経済連携、そのための新しい二国間の枠組み構築についてでした。

 

以下、重要な表現を集めてみました。

 

日米首脳会談|日米同盟について

The statement calls the Japan-US alliance the cornerstone of peace, prosperity, and freedom in the Asia-Pacific region.

共同声明では、日米同盟について「アジア太平洋地域における平和、繁栄および自由の礎である」としています。

It refers to an “unwavering” US commitment to defend Japan through the full range of both nuclear and conventional capabilities of the US military.

核および通常戦力の双方によるあらゆる種類の米軍の軍事力を使った日本の防衛に対する米国のコミットメント・関与は揺るぎない

 

 

日米首脳会談|同盟強化の方策

The statement says Abe and Trump instructed their foreign and defense ministers to hold early talks on ways to further strengthen the alliance. This includes a review of the 2 countries’ roles, missions, and capabilities.

日米両国の安全保障面での連携をさらに強化するため、早期に外務・防衛の閣僚協議、いわゆる2+2を開催し、日米双方の役割・任務・能力の見直しを含む同盟強化の方策を協議する、としています。

 

日米首脳会談|海洋の権利

The 2 leaders affirmed that Article 5 of the bilateral security treaty covers Japan’s Senkaku Islands in the East China Sea, and that they oppose any unilateral action that seeks to undermine Japan’s administration of these islands. China and Taiwan claim the islands. The Japanese government maintains the islands are an inherent part of Japan’s territory.

両首脳は、沖縄県の尖閣諸島がアメリカによる防衛義務を定めた日米安全保障条約第5条の適用範囲であることを確認したとしたうえで、「尖閣諸島に対する日本の施政を損なおうとするいかなる一方的な行動にも反対する」としています。

 

 

日米首脳会談|北朝鮮に関して

And they urged North Korea to abandon its nuclear and ballistic missile programs and refrain from taking any further provocative actions. They also affirmed the importance of seeking an early resolution of the issue of North Korea’s abductions of Japanese nationals.

北朝鮮に対し、核や弾道ミサイルの開発計画を放棄し、さらなる挑発行動を行わないよう求めることや、拉致問題の早期解決の重要性などで一致したとしています。

 

 

日米首脳会談|経済分野について

On the economy, the statement says Trump and Abe are committed to using the 3-pronged approach of fiscal, monetary, and structural policies to strengthen domestic and global economic demand.

経済分野では[…]「国内や世界の経済需要を強化するために相互補完的な財政、金融、構造政策という3本の矢のアプローチを用いていくことへの関与を再確認した」としています。

 

Abe and Trump pledged to explore how best to accomplish these shared objectives, noting Trump’s decision to pull the US out of the Trans-Pacific Partnership free trade pact.

アメリカがTPP=環太平洋パートナーシップ協定から離脱した点に留意し、両国および地域の経済成長などを達成するための最善の方法を探求することを誓約した。

 

日米首脳会談|北朝鮮のミサイル発射

また、2月12日朝日新聞英語版の “Abe says North’s missile launch absolutely intolerable“ 

(日米首脳会談、安倍首相「北朝鮮のミサイル発射は断じて容認できない」) では

“North Korea’s most recent missile launch is absolutely intolerable,” Abe said through a translator.

安倍首相は「北朝鮮のミサイル発射は断じて容認できない」と通訳を通じて発言。

 

He added that the North must comply fully with relevant U.N. Security Council resolutions, but also noted that Trump had assured him that the U.S. supported Japan.

安倍首相は、北朝鮮は国連決議を完全に順守すべきだ。トランプ大統領との首脳会談において、米国は日本と共にあると明言した。

 

“President Trump and I myself completely share the view that we are going to promote further cooperation between the two nations. And also we are going to further reinforce our alliance,” he said.

「私とトランプ大統領は日米同盟をさらに緊密化し、強化していくことで完全に一致した」と発言。

 

Trump followed Abe with even fewer words, saying in part: “I just want everybody to understand and fully know that the United States of America stands behind Japan, its great ally, 100 percent.”

トランプ氏も言葉数は少ないものの、「米国は日本を100%支援する」と述べた。

 

With that, they left the room, a surprise of sorts given that the usually outspoken Trump neither condemned nor denounced the launch.

それだけ述べて両首脳は会場を後にしたが、ある意味で驚きだったのは、普段は率直な物言いのトランプ大統領が北朝鮮のミサイル発射に対しては強く非難したり糾弾したりしなかったことだ。

 

関連記事

ほかの媒体ではどのように取り上げられているか、沢山ある中から、2つ(以下)。

 

“President Donald Trump and Japanese Prime Minister Shinzo Abe hit the links on Saturday, as the two leaders looked to forge a bond over a round of golf diplomacy.”

(トランプ大統領と安倍首相、土曜日ゴルフ外交で交流を深める)

 

“It was a weekend that included an intimate golf outing of more than four hours; a lavish Saturday night dinner; and an unexpected joint statement on North Korea’s missile launch.”

(週末、4時間を超えるゴルフ、土曜日の豪華な夕食会、北朝鮮のミサイル発射後の予想外の共同声明発表など行われた)

 

日米首脳会談|民進党の蓮舫代表は

TPP離脱に関しては粘り強く説得していくはずだったのに、今回の日米首脳会談では、あっさりと2国間交渉という形になり、世界各国と歩調を乱してゴルフに興じる姿は首相として誇れるものではないと批判するなど、政界、そして経済界、その他でも、引き続きホットな話題となっています。

さあ、これからの日米関係、一体どうなっていくのでしょうか。今後も目が離せませんね。

 

《注目の英語表現》

  • 日米安全保障条約   the Japan-US alliance
  • 平和、繁栄、自由の礎   the cornerstone of peace, prosperity and freedom
  • 揺るぎない   unwavering
  • あらゆる種類の(戦力)   through the full range of
  • 格及び通常戦力の双方   both nuclear and conventional capabilities of the US military
  • プレゼンスを強化   strengthen its presence
  • 厳しさを増す安全保障環境のなかで   amid an increasingly difficult security environment
  • 大きな役割および責任を果たす   assume larger roles and responsibilities
  • 外務・防衛の閣僚   their foreign and defence minister
  • 同盟強化   (further) strengthen the alliance
  • 役割、任務、能力の見直し   roles, missions and capabilities
  • 日米安全保障条約第5条    Article 5 of bilateral security treaty
  • 適用範囲である   covers
  • 一方的な行動   unilateral action
  • 日本の施政を損なおうとする   seek to undermine Japan’s administration
  • 海洋秩序の維持   maintaining a maritime order
  • 海洋の権利   maritime claims
  • 主張する試み  attempt to assert(*中国などの尖閣諸島に対する主張)
  • 名指しは避け   without naming China
  • 緊張を高める   escalate tensions
  • 拠点の軍事化   the militarization of outposts
  • アメリカ軍普天間基地の移設計画   a plan to relocate the US Marine Corps Futenma Air Station
  • 施設の継続使用を避ける   avoid the continued use of the facility
  • 核や弾道ミサイルの開発計画   nuclear and ballistic missile programs
  • 挑発行動   provocative actions
  • 早期解決   seek an early resolution
  • 拉致問題   the issue of North Korea’s abductions of Japanese nationals
  • 財政、金融、構造政策という3本の矢のアプローチ   3-pronged approach of fiscal, monetary and structured policies
  • 国内や世界の経済需要の強化   strengthen domestic and global economic demand
  • 日米両国間及び地域における経済関係   bilateral and regional economic relationships
  • 自由で公正な貿易のルール   based on rules for free and fair trade
  • 貿易および投資に関する高い基準の設定   setting high trade and investment standards
  • 市場障壁の削減   reducing market barriers
  • 経済成長および雇用機会の拡大   enhancing opportunities for economic and job growth
  • 貿易・投資関係の深化   deepening (their) trade and investment relations
  • 継続的努力   the continued efforts
  • 貿易、経済成長の促進に向けた   promoting trade and economic growth
  • 探求することを誓約する   pledge to explore
  • TPP環太平洋パートナーシップ協定から離脱する   pull (the US) out of the Trans-Pacific Partnership free trade pact
  • 2国間の枠組み   a bilateral framework
  • 地域レベルの経済連携を引き続き推進する   continue to advance existing regional initiatives
  • 経済対話を進める   launch economic dialogue
  • さまざまな分野にわたる協力について対話を進める   discuss cooperation across various sectors
  • 相互の経済的利益を促進する   bring mutual economic benefits
  • 共同声明では    the statement says/the statement calls/Abe and Trump affirmed
  • 日本を公式訪問するよう招待する   invite (Trump) for an official visit to Japan
  • ペンス副大統領    Vice President Mike Pence
  • 早期訪問を歓迎する   welcome an early visit
  • これらの招待を受け入れる    accept these invitations

 

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Photo: http://nymag.com/selectall/2017/02/donald-trump-and-japan-pm-shinzo-abe-have-awkward-handshake.html

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